すでに7月に収録を終えていたのですが、カットされたら嫌だなぁ…と思っていたのですが、番組ホームページに私の名前が掲載されたので言いふらししています。
私は教育評論家とか教育ジャーナリストと名乗っていますが、尾木ママのような教育者としてのキャリアが特にある訳ではなく、どちらかといえばマニアックな分野を専門としています。
主な専門分野としては以下の通りです。
1.大学改革支援・学位授与機構を活用した学位取得方法
2.専門学校(専修学校の専門課程)のメリット
3.いじめ・不登校・中卒などの問題解決
4.高卒資格を持っていない人の大学進学法
5.高卒認定試験(かつての大検)の受験について
6.通信制大学・通信制高校などについて
7.学校・教員の不正・犯罪
私自身、不正や犯罪を見過ごした大学を運営する学校法人を訴えたことが2回あったり、勤務が内定したはずの大学の経営者が逮捕されてしまったために内定取り消しになったことがあるなど、不正問題にはそこそこ詳しく、学校が行いそうな不正・隠蔽には脳内アンテナが働く感じですので、何でも聞いていただければと思います。
一方で、大学受験一般についてはあまり興味がありません。
近年では、「MARCH」だの「日東駒専」だの、偏差値を主体にした大学群の解説をしたり、学歴フィルタと呼ばれる就職活動上の解説にはほぼ価値を感じないのです。
どちらかというと、当該大学で得られるアカデミックスキルという、数値化しにくい教育の有無の方に興味あります。
例えば、東京大学とか、一橋大学とか、その他有名な国立大学を卒業したぞということを自慢にする人がいますが、メールや文書のやり取りをしていると、なぜか彼らの文章が稚拙に思えてしまうことがあったりするのです。博士論文を書いたはずの大学教授が論理的に誤った記述をしている文章を見ると、気持ち悪くなるんです。
なぜ学歴の高いはずの人がこんなに矛盾した文章を恥ずかしげもなく書けてしまうのか、不思議に感じてしまい、いつからか、卒業した大学のブランドと学生のアカデミックスキルには影響を及ばさないのではないかと思うほどです。
逆に、偏差値が高くない高校を卒業しただけの人が、めちゃめちゃ面白い文章を書いたり、読みごたえのある作品を出されると、我々が必死に獲得しようと思っている「学歴」は、結局のところ、偏差値やら共通テストの点数とか、入学試験の難易度しか計れないのではないかと思ってしまうのです。
大学を卒業したはずなのにアカデミックスキルが乏しい。この不思議な問題の解明が私のライフワークというか、関心事なのであります。
私はテレビでラジオでも、「可能な限り、呼ばれれば出る」という方針です。
しかし、必ずしも守備範囲がオールマイティな教育評論家という訳ではありませんので、ご理解いただければと存じます。
高卒ドットコム